Reverie vocal training

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Vocal Competition vol.2 10.10大阪 審査基準

Vocal Competition vol.2 審査基準について

2021年10月10日日曜日

大阪市で2回目となるvocal competitionが開催され、審査員のご依頼を受けています。

審査員2名体制で総審査票の2分の1を持っている責任のある立場です。

ご参加いただく皆様が納得して、大会にご参加いただけるよう、

丁寧に、一生懸命に審査にあたりたいと思います。

12:00 開場 13:00 開演

会場 ROYAL HORSE 大阪府大阪市北区兎我野町15-13ミユキビル1階

観覧も可能で、チャージ3,000円 (1フード1ドリンク別途注文を要する。)

大会主催者様からブログ掲載を是非、とのことでしたので

宣伝を兼ねて記載をしてゆこうと思います。

この大会の魅力的なところは生演奏でバンドが自分のバックで演奏してくれること。

カラオケシンガーにとって夢のような機会ではないでしょうか。

私もピアノ、ドラムの生演奏で、またオケ音源でも歌唱をして参りましたが、

生演奏での歌唱はオケ伴奏音源での歌唱とは全くことなる楽しさ、

魅力がたくさん感じられます。

一人ではなく演奏者と息を合わせて作り上げるステージ歌唱の楽しさは

敢えて私が文章で書く必要はありません。

新しい音楽の楽しさを発見していただけることと思います。

まだ今回で第2回目の開催という若い大会ではありますが、

別日にバンドとの合わせリハーサルも行ってくれる点も、

参加シンガーへの心遣いが素敵な大会です。

詳細は大会主催者様Twitterアカウント @8822fe3a93a44ea 

そんな大会の審査基準は点数配分を主催者様から

「歌唱技術70:印象値30」で100点満点方式の審査を依頼されました。

70点 歌唱技術の部

(発声・声質・音程・リズム感・声量・説得力・表現力・歌心・情感)

30点 印象の部

(表情や目線・間奏時の立ち居振る舞い・オーディエンス受け・体全体で歌を表現・ステージが歌で飾られている)

下線部が審査スコアシート記載の基準ですね。

ご高名な長尾利宏先生と私藤井の2名体制で審査を行います。

歌唱技術70点、印象30点という大枠でご依頼をされており、

審査基準詳細は審査員各自に委ねられました。

私は付ける点数付けに明確な理由がある審査を行いたいので、

独自に審査基準を設定しました。

藤井個人の審査の基準ということでご理解をいただきたいと思います。

ー ー ー ー ー 


歌唱技術の部 70点

(発声・声質・音程・リズム感・声量・説得力・表現力・歌心・情感)

1:発声  : 0点・5点・10点・15点・20点

2:音程  : 0点・5点・10点・15点・20点

3:リズム : 0点・5点・10点・15点・20点

4:表現力 : 0点・5点・10点

私はこの4項目で審査を行います。

ー ー ー


発声  : 0点・5点・10点・15点・20点

聞き手に対して歌唱の魅力を提示する発声で歌唱がなされているかどうかを判断します。

聞き手に対して違和感を感じさせる発声がないかを判断します。


20点 : 聞き手を魅了する高い技術を感じさせる発声で歌唱され、発声について違和感を全く感じさせずに1曲が歌唱された。

15点 : 違和感のない発声で歌唱がなされ、聴きやすい歌唱内容であった。

10点 : 聞き手に十分に魅力提示を行う発声であったが、聞き手に違和感を感じさせる失点指摘を受ける発声箇所が僅かに存在する。

 5点 : 聞き手に違和感を感じさせる発声箇所が多く感じられた。

 0点 : 1曲全体として発声について失点指摘が多く、自然に歌唱を聞くことが難しい。

ー ー ー


音程  : 0点・5点・10点・15点・20点

音程・音高の両面から精査を行います。

音の高さについて適正な歌唱を行なわれているかどうかを判断します。

音と音のつながりが良質なものであるかどうかを判断します。


20点 : 1曲を通して音程管理、音高管理のミスが無い極めて良質な歌唱内容であった。

15点 : 僅かな失点指摘はあるものの、1曲が十分に高いレベルの音程・音高管理をもって歌唱され、聴き心地は良好だ。

10点 : 小さなミスが散見する音程・音高管理であるが、聞き手に強い違和感を感じさせず、聴き心地の良い歌唱をされている。

 5点 : 聞き手に違和感を感じさせる失点指摘が多く感じられた。

 0点 : 1曲全体として音程・音高管理について失点指摘が多く、自然に歌唱を聞くことが難しい。

ー ー ー


リズム : 0点・5点・10点・15点・20点

伴奏に対して遅れ、走りが起こっていないかどうか。

演奏者が困ってしまうようなリズム管理をされていないかどうか、聞き手が自然に歌唱を聴けるリズム管理がなされているかを判断します。


20点 : 1曲を通して聞き手が気になるリズム管理のミスが無い極めて良質な歌唱内容であった。

15点 : 僅かな失点指摘が1〜2箇所あったものの、1曲が十分に高いレベルのリズム管理をもって歌唱され、聴き心地は良好だ。

10点 : ごく僅かな失点指摘が曲中に散見するが、概ね良好な聴き心地の歌唱であった。

 5点 : 聞き手に違和感を感じさせる失点指摘が多く感じられた。

 0点 : 1曲全体としてリズム管理について失点指摘が多く、自然に歌唱を聞くことが難しい。

ー ー ー


表現力 : 0点・5点・10点

歌唱の雰囲気、主張されたい内容が誰にもわかりやすく伝えられている歌唱内容であるかどうかを判断します。

表現をしようとされているかどうかを判断します。


10点 : 聞き手に歌唱の雰囲気や主張がはっきりとわかる。

 5点 ; 聞き手に歌唱の雰囲気や主張がはっきりとわかるまでには至らないが、やろうとしていることがわかる。

 0点 : 表現しよう、聞き手に何かを伝えようとされている姿勢が伝わらない。

ー ー ー


印象の部 30点

(表情や目線・間奏時の立ち居振る舞い・オーディエンス受け・体全体で歌を表現・ステージが歌で飾られている)

1:オーディエンスへの意識       :  0点・10点・20点

2:前奏・間奏・後奏の立ち居振る舞い  :  0点・5点

3:体全体で歌を表現          :  0点・5点

私はこの3項目で審査を行います。

ー ー ー


オーディエンスへの意識 0点・10点・20点

生演奏ならではの歌唱ステージであるということを活かし、

観客である聞き手が喜ばれる歌唱ステージを展開されているかどうかを判断します。


20点 : 聞き手のことを充分に気にしながら歌唱されていることがわかる。また、観客がそれを受けて楽しんで歌唱を聴いた。

10点 : 聞き手を気にして歌唱していることがわかる。

 0点 : 自分の歌唱に集中しており、聞き手のことを考えて歌唱されているとは判断し難い。

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前奏・間奏・後奏の立ち居振る舞い 5点

楽曲の雰囲気を表現するシンガーの動きがとられているかどうかを判断します。

 5点 : 前奏・間奏・後奏は楽曲の雰囲気を聞き手に自然に感じさせる立ち振る舞いがなされた。

 0点 : 前奏・間奏・後奏は楽曲の雰囲気を聞き手に自然に感じさせる立ち振る舞いがなされたとは判断し難い。

ー ー ー


体全体で歌を表現 5点

楽曲の表現を補助する体の動きが感じられるかどうかを判断。

楽曲の雰囲気などから敢えて動きのない歌唱をすることも、勿論考慮します。

 5点 : 身振り手振りが歌唱の表現を増すものであった。 

 0点 : 身振り手振りが歌唱の表現を増すものであったとは判断し難い。

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審査の点数付に加えて審査寸評欄に私が歌唱から感じたことを記載させていただきます。

そのシンガーの歌唱の魅力的なところ、

なぜ失点の指摘をさせていただいたのか、などを記載したいと思います。

また、当日寸評を受けたあとに私からの審査スコアについてご不明な点、

質問などございましたら、お気軽に声をかけていただければと思います。

おそらく現在日本でも唯一ではないでしょうか、生演奏バンドでのシンガーコンテスト

私も審査員席から皆様の素敵なステージを拝見できること、楽しみにしております。